社会
子どもの頃、4月の新年度が近付くと、
毎年クラス替えがあることや
担任の先生が変わることを
とても緊張していました。
高校生になる頃、クラス替えへの緊張が
ピークを迎えていたと思います。
楽しみ!という気持ちはほとんどなく
3月下旬から夜は寝付きが悪くなるし、
昼間もなんだか胃が痛い…といった10代でした。
決められたメンバーで1年間
過ごさないといけないと思うと、
うまく過ごせるだろうかとか、
嫌われないだろうかとか、
一緒にいてくれる人はいるだろうかとか
いろんなことを考えていました。
今思うと、行ってみてどうしても苦しければ
休憩しながら頑張ればよかったのだし
さみしさを感じるようであれば
どこか別のところに居場所を
作ればよかったのだろうと思います。
ですがそれはさまざまな経験を経て
大人になったから思えることで、
子どもたちにとっては
学校やクラスって社会そのものと言いますか、
生活の大部分を占めているところなんですよね。
大人になれば居場所も自分で
選ぶことができるし、
作ることだってできますが
子どもにはそれは少し難しく、
決められた環境の下で
頑張りすぎてしまうお子さんも多いです。
行くか行かないか
頑張るか頑張らないか
のような2択の葛藤に陥りやすいお子さんには
大人の側からたくさん
選択肢を示してあげたいですね。
そして、すぐに選択できなくても
ゆっくり考える時間、
いろいろな気持ちを表出する時間を経て
お子さんのペースで進んでいけますように。